hateaazara4’s diary

なるべく解りやすく活動をお知らせします

姫路市手柄山 慰霊塔の持つ意味

~不戦の誓いと太平洋戦争の空爆犠牲者を慰霊する塔です~ 毎年10月26日は太平洋戦全国空爆戦没都市の犠牲者を慰霊する平和祈念式典が行われます。コロナ禍で開催が心配でしたが、ほぼ例年通りの内容で、秋晴れの空のもと、式典が行われました。 慰霊塔は『二度と武器を持たない』という不戦の誓いを示し、剣を地中深く突き刺したモニュメントです。太平洋戦中戦火に焼かれた全国の犠牲者を慰霊するため、当時の石見市長が全国の空爆戦没都市に呼びかけ、募金を集めて建立した経緯があります。建立されている手柄山はスポーツ施設が整備され、様相が変わりますが、中央に聳え立つ慰霊塔のもつ意味は今後も発信させたいと思います。 今年の式典で、内閣総理大臣代理が、メッセージを代読しました。私は怒りと驚きをもってそれを聞きました。空爆犠牲者を「命を捧げた国民」とする文章でした。内閣総理大臣は、この式典がアメリカ軍の空爆で戦火で焼かれた犠牲者を慰霊する式典だという認識がないようです。B29の爆音と空襲警報に脅かされて逃げ惑う国民が、喜んで命を捧げたと認識しているような総理大臣では、今後の日本の平和が危ぶまれます。国民の命は国民のものではなく、政権与党に捧げるためのものという本心を垣間見た気がします。なんという恐ろしい政権でしょうか。戦争を反省し、二度と武器を持たない、不戦の誓いに相応しい挨拶ができる総理大臣に来て頂きたいです。


f:id:hateaazara4:20211103153445j:image
f:id:hateaazara4:20211103153525j:image